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肩の荷がおりた。

頑張れっ!!!
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Neoがヒップホップを習い始めて早3ヶ月。
その成果は・・・正直なところ全然まだまだ、である(笑)

レッスンの時間帯が4時45分から5時半まで。
Neoにとっては一番眠くなる時間帯で、先月などは眠い眠いと泣いてばかり。
「眠いからという理由で休ませるわけにはいかない」とわたしも意地になって引っ張って行き、
ずーっと一緒に見学していた日もあれば、かろうじてスタジオに入ったものの石のようにじっと突っ立ったまま半ベソをかいていた日もあった(その時は熱まで出した)。

Neoにはまだ早かったのかなぁ・・・
もしかしてわたしに怒られると思って無理して通ってるのかな・・・

わたし自身も色々と悩み、Neoに「ダンス好きじゃない?やめたい?」と聞いてみたところ
「ヤダ。やめたくない」との答え。
とりあえずできる対策はして、しばらく様子をみることにした。

さて、その対策とは・・・
降園時間になったらすぐに幼稚園にお迎えに行き、帰宅後は即お昼寝をさせる。
眠くなくてもとにかく横になってなさい!と。
4時頃になったら「おやつ食べよ~」と起こし、機嫌が良くなったところでレッスンへGO!

こんな感じである。

こんな子供騙しな作戦が(まぁ相手は子供なので)効果大だったようで、Neoもまたそれなりにレッスンに参加できるようになってきた。ホッ。

ところが。一難去ってまた一難だ。

今月から秋に行われる発表会の練習に入った。
これは大きなホールに県内全てのスタジオからレッスン生が一同に集まって行われるもの。
原則全員参加だ。

レッスンに参加するようにはなったものの、先生の話はところどころしか聞いていないし、
わたしが見る限りまだまだちっとも形になっていないNeo。
先生の動きを一生懸命真似てはいるけど、振り付けを覚えるまでの余裕はない様子。
とても発表できる段ではない。

それに・・・なんといってもNeoなのだ。
大きなステージに立って、何をやらかすか分かったもんじゃない!

毎回自由気ままに飛び跳ねているNeoに対し、わたしは新たな不安に苛まれていた。
先生に「やっぱりNeoも出るんですよねぇ?みんなの足をひっぱりませんか?」と聞いてみたりもした。

先生は「大丈夫ですって!」と胸を張った。
更に次に発した先生の言葉にわたしの心臓は一瞬止まりそうになった。
「Neoくんには、できればソロパートをやらせたいんですよねぇ」

ソロ?!?

ソロって1人で踊るってことですか???
そんなの絶対無理。ムリムリムリムリ・・・・

それに、Neoなんかよりずっと真面目に頑張っている他の女の子たちが何と思うか!
きっとみんなソロには憧れているはず。
ただ『ちっちゃい』というだけの理由でソロパートを取られちゃったら・・・
他の子たちにとても申し訳ない気分になった。

そんなわたしの心配をよそに週を追うごとに振り付けもどんどん進んでいく。
相変わらずマイペースに楽しむNeoの姿に、わたしの不安はますます高まるのだった。

今日は更に振り付けが進み、肝心のNeoのソロパートまで来た。
先生の指示で女の子たちが一列のアーチを作る。
「ここでNeoくんが(アーチをくぐって)ダーッと前に出て・・・ハイ、Neoくんっ!そこで好きに踊って!!!」先生の声が飛ぶ。

すると・・・・・。
Neoが水を得た魚のように躍り始めた。
サッカーのカズダンスのようなステップを踏んだり、両手をポンと床について逆立ちするように両足を蹴り上げたり・・・
見ていた自分の顔がかぁーっと熱くなるのが分かった。
恥ずかしくて・・・ではない。
不覚にも「あらっ、意外とサマになってる?!」と思ってしまったのだ。

曲を止めた先生がパチパチパチ・・・と勢いよく手を叩いた。
「かわいい~っ!ありありありあり!!!ねっ、ありだよね?」
聞かれた女の子たちからも「Neoくん、かわいかった~。」「もう一回Neoくんのダンス見た~い!」という声が聞こえてきた。

帰り際、先生が改めて「いけますよ、ソロ。かわいかったもん!」と言って下さった。
そして「本番はソロパート以外は後ろの方の目立たない場所に配置する予定だから、ちゃんと踊れてなくても全く問題ない」ということも知らされた。

なんだぁ~、良かったぁ~。
先生は自由奔放でお調子者のNeoを生かす最善の策を考えてくれたのだ。

更にレッスン仲間の女の子2人がわざわざNeoの元へ来て、口々に言ってくれた。

「Neoくん、可愛かったよ!」
「可愛くて、カッコよかった~!」

「ほら。カッコよかった、って言ってくれてるよ。なんか言うことな~い?」わたしが促すと

「うん、ありがと。」照れくさそうにNeoが言った。

ここでわたしはようやく本当に肩の荷を降ろすことができたのだ。
いい仲間に囲まれて・・・Neo、アナタは本当にしあわせ者だよ。

次回からはわたしも必要以上にピリピリすることなく、大らかな気持ちでレッスンを見守っていられそうだ。
by cozy0924 | 2008-07-24 22:17 | neo

日々の出来事や趣味のインテリア&ハンドメイドのこと。


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